B型肝炎の感染経路

B型肝炎の感染経路は、集団予防接種だけではありません。集団予防接種が原因の一次感染と母子感染が原因の二次感染の二つに分けられ、明確に分類されています。集団予防接種が原因の一次感染の定義としましては、昭和16年7月2日から昭和63年1月27日までの期間に生まれた人である事や、現在もB型肝炎ウイルス持続感染している人である事、それに加えて満7歳になるまでに集団予防接種かツベルクリン反応検査のいずれかを受けた事が原因でB型肝炎に感染した人が一次感染者に分類されます。

二次感染の定義は、先ほどご紹介した一次感染の定義の全てに当てはまる母親から生まれた子供です。一次感染に分類される母親が胎内でB型肝炎を子供に感染させてしまう可能性は非常に高く、多くの方がこの二次感染をしている可能性が高いと言われていて、一次感染者の母親から生まれてくる赤ちゃんがB型肝炎に感染する確率は100パーセント、キャリアになる確率は85パーセントとかなり高い数値になっております。

1985年から厚生省によってB型肝炎母子感染防止事業がスタートしているのですが、初動の遅さが致命的になり、かなりの数の二次感染者を出してしまっているのは事実です。これからどのように対応していくかに注目が集まっています。